日経ダブルインバースの悲劇
無知なままに、株式投資を始めて3年くらい経った2017年。
日経平均株価が19,000円台だった頃、いつまで株価が上がるんだろう?と思いながらも、もうこれ以上は上がらないよね。
と思いながらYahoo!の掲示板を見ていました。
相変わらず、誰かのコメントに左右される日々。
そこで、日経ダブルインバースと言う物があることを知りました。
その時に知ったことは、日経ダブルインバースは日経平均株価が下がれば、この日経ダブルインバースは上がる、と言うこと。
これだけを見て私は、何も調べず考えず1株 1,660円で300株を購入。
それまでの私は、一つの投資先で100株以上買ったことが無かったので、私にしてはいきなりの大冒険でした。
その時の私は、これから日経平均株価はどんどん下がって、ダブルインバースははどんどん上がる。
私はお金がどんどん増える!
と思っていたのです。
今思えば、とんでもないことの始まりでした。
ここで、改めて日経ダブルインバースがどんなものが調べてみました。
ダブルインバースのダブルは2倍。インバースとは反対のという意味になります。
つまり、日経平均株価が下がれば、日経ダブルインバースは上昇する。
日経平均と反対の値動きをするものです。
さらにダブルと言うことで、2倍の値動きをします。
これだけ聞けば、すごい!と思いますがこれには大きな注意点があります。
欠点とも言える、大きな注意点です。
それは、減価と言う仕組みがあり、持っているだけで価値が下がる。つまり株価が下がる。
この原価も日経平均株価の変動率の2倍にります。
なので長期保有には不向きのだと言うことになります。
以上が日経ダブルインバースについて、私なりに調べたものです。
減価の仕組みについてはちょっと難しかったです。
他にも投資信託と言う事で信託報酬のことなど、色んなデメリットと感じる事が書かれてありました。
長く持っているだけで損をする!
そんなダブルインバースを3年経った今でも私は持ち続けているのです。
あ〜、バカ!って言いたい!
一度、300株のうち100株は損切りしました。
でも後の残りは、未だに私の目の上のたんこぶのように、私の中に居続けています。
実は先日のコロナショックで3月に大暴落が起きたときに、私の持っているダブルインバースを利益を出して売るチャンスがあったものの、欲が出てしまい、まだまだ日経平均株価は下がるだろうと思い、売ることが出来ませんでした。
すると、4月に入って日経平均株価は上昇。
あっという間に、私はまた含み損を抱えてしまったのです。